リレー小説でも、やりませんか？

はい！　書きますw

『僕は友達が少ない』2巻で40文字×17行とあったので、680文字くらいが目安でしょうか？

* * *

「増税なんて怖くありませんわ。わたくし達にはクーボンがありますもの」
　藪から棒にディル・ブラッドお姉様は言う。けれど、あたしは気付いていた。お姉様の瞳がちっとも笑っていないことに。
　だから、あたしは敢えて空気を読まずに、おバカなボケをかましてみる。
「お姉様？　ぞうぜいってなぁに？　エルわかんな〜い」
　そうしたら、リリーのバカが更におバカな妄言を吐きやがった。
「おいおいおい正気かエルう？　増税ってのはな、新しい税金が増えることさ」

　リリーの解釈によると増税とは以下のような代物らしい。
　令和二年度より、バレンタインデーのチョコレートも確定申告の対象となる。近頃はチョコレート本体の高級化に加え、チョコに贈り物を添える習慣が生まれている。それにより、モテる男子とモテない男子との間の格差が広がるので、バレンタインデーの贈り物に課税する事により富の再分配を行うというのが政府の言い分だ。
　例えばあるモテ男が一万円分のチョコレートと二万円分の贈り物を女性から贈られたとしよう。ホストのようにモテることを生業としている場合は「事業所得」となるが、ほとんどの一般人の場合、バレンタインに得た収入は「雑所得」だ。
　従って、サラリーマンが副業をした場合と同様に申告が必要となる。
　モテる事によるチョコレート収入は仕入れにかかった費用が皆無なので、収入が二十万円を超えれば必ず申告せねばならない。

「モテる殿方は大変ですわね。わたくし達も、いたずらに沢山のチョコレートを贈るのは自重しなくてはですわ」
　そう言ってディル・ブラッドお姉様は納得してくれたみたいだけれど、あたしは何だかモヤモヤしていた。

次回、「血のバレンタイン」につづく?

(こんな感じですか?)

出典：pbs.twimg.com

そうですね、そんな感じで良いかと。
私はララのモノローグ調で「バレンタイン」に焦点をあてた話を
挙げます。

＊＊＊

ララは考えていた。
バレンタインは女性が男性に贈る風習は過去のものとなり、
今となっては、友チョコや、男性が女性に贈る様にもなった。
感謝の印を送るカタチは男女平等だからこそ、今のカタチは
ヤオイ趣味を持つララにとっても、大好物のイベントになっていた。
学校はある意味で、新しい同志を作りやすい環境でもあったからだ。
だが、ある知人男性の私見を聞くと妙に納得する自分がいたのだ。

～回想～
「ララくん、君の好きな作品には大抵のキャラがイケメンとフツメンの
関係が多いのと同様に、一部の男子が好きな百合アニメにも、
共通点があるのだが、知っているかな」

「大まかに言えば、別年齢、綺麗さ（可愛さ）の方向性、性格別など
が挙げられる別ベクトルのこじつけですよね」

「ララくんの言う通りだ。例外を言うならば、同年齢でかつ幼馴染、
という要因だけかと思いきや、幼馴染の姉が女主人公にときめいて
恋に落ちかけたあのアニメは私にあるモノを感じさせた。」
「あの関係こそ、最終的に姉妹のどっちかと付き合っても、
結ばれなかった関係になった側が肉体関係で奪ってしまえば、
ＮＴＲ（寝取られ）百合バージョンが生まれるIFストーリーが生まれると」

私は聞くに堪えなくなってきたので、お開きにさせた。（物理的に）

～回想　終了～

知人男性にあーは言ったものの、実際にＢＬものとあれを見比べたら、
性別に違いはあれど、似たような点がいくつか当てはまったわ。
もしかして、百合とヤオイの着眼点は似てるのかしら？

・・・リリーちゃんの「増税」がバレンタインチョコで例えにした話が漏れ聞こえたけど、
モテ男が非モテ男にある程度流す光景を見たら、ある意味「脱税行為」よね。

次回、「プレミアムのバレンタイン」につづく？

出典：media.dlsite.com

２月２２日某所

巷では、２月２２日は猫の日と称して猫動画が多くみられる。
プレミアム（以下略称をアムとする）は、かわいいものに
目が無く、ワンニャン動画をＳＮＳで見かけるごとに
幸せな気持ちになれる。

２月２２日は猫の鳴き声のニャー説からとってると聞いた。
ネズミのチュー説はどうなのか？と益体もない事を考えた。
そしたら、ハムスターやハリネズミの動画も拡散しやすいが、
げっ歯類が嫌いな人の事を考えると
猫の方がいいと考えやすいかもしれない。

人の好みは千差万別だし、可愛いさの線引きも大変だなぁ
ララお姉ちゃんが言うネコタチの関係とはどういう意味かは
よく分からないから、聞き流す事にした。

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