人魚たちとの四季折々の日々―人魚の島シリーズ

瀬戸内のどこかにある離島。そこでは海女だけが暮らし、昔から魚業と売春で日々の糧を得ているという―。平成も終わり、どこもかしこも均質化された現代日本に生きていると、このような因習ともとれる伝統が残る島というのは郷愁と浪漫を抱かずにはいられません。ルポライターに民俗学者、そして、しきたりで島を出なければならない海女の実弟など様々な立場から島に生きる海女たちの性を切り取っていきます。